オステオパシーについて

オステオパシーとは1874年、アメリカ人医師A.T.Ｓｔｉｌｌ(アンドリュー.テイラー.スティル)によって提唱された医学です。

当時彼は多くの患者を診る中で手厚い医療・看護を受けたにも関わらず助からない人々がいるのに対し、医療や看護を受ける事もままならない人々が回復していく事実に疑問を抱き、人体に対する独自の研究をはじめていきます。

「病気とは身体のどこかに生じた不具合に起因しているのではないか」と考え、患者の体の隅々を調べました。
結果、病気の体には必ずどこかに構造が正常な位置になかったり正常な働きをしていない所があることに気づきました。

そしてそれらを正常に戻すオステオパシーを考案したのです。

その後、彼は医師でありながら薬は毒であると考え、このオステオパシーを行い続けました。

その行動に当時の医学会は彼を異端として追放しました。
しかし、治療をしながら全米を回った彼の元に全米中の患者が集まり、彼の治療を希望しました。

その功績により1892年カークスビルにオステオパシー医科大学が設立され名実共に認められることとなりました。

現在アメリカにおいてオステオパシーはドクターオブオステオパシー(D.O)として全ての医療行為が許されています。